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「三びきのこぶた」でも一番強い家が煉瓦造りの家。

これからマイホームを持ちたいかたに、資金づくりのコツなど財テクだけだけでなく、大事なことは何かなど、実際に念願のマイホームを手に入れた方々にアドバイスをいただいてきました! それぞれのエピソード話や為になる話もいっぱい。憧れのマイホームも夢じゃない。ほかでは聞くことができない「生の住宅情報」インタビューの第2弾です!
連載第2回目は、那覇の街中の牧志に、築12年になる煉瓦づくりのマイホームに住まわれているS様宅を訪問して、実際の煉瓦づくりの家の魅力や本当のことなどを、これまでには珍しいユニークな視点でのお話を伺ってきました!

住宅訪問インタビュー02
— マイホームをつくるキッカケを教えてください

もともとは那覇市久米のライオンズマンションに住んでいたんですが、ちょうど上の子たちが2〜3歳の頃で、家の中でドタバタする年頃でしたので、下の階から「うるさい!」と苦情が来てしまったんです。
とはいえ、子供達も年頃なもので静かにできそうにもなく、引越しを検討したのですが、引越しをするくらいなら、もう家をつくってしまおう!と思ったんです。

— そのマンションはSさんが所有されていたのですか?
住宅訪問インタビュー02

いいえ、うちの母が所有するマンションでした。ですので、売却して資金にしたとかではなく、急遽、ゼロから土地を探し、家づくりをすることになったんです。
ところが、今まで家を建てることなど検討もしてこなかったので、どこからどうしたら良いのかわかりませんでした。まず、希望のエリアは、もともと那覇の牧志出身で久茂地小学校出身でしたので、この周辺から離れたくないというのがありました。とりあえず、ネットで「牧志」「久茂地」「松尾」で検索すると、今の住所がヒットしたんです。

— 土地を見つけたあと、建築会社を幸健ホームに選んだ決め手は何だったのでしょうか?

すべてはタイミングでした。たまたま通勤途中に車中で聴いていたラジオ番組で、幸健ホームのことが放送されていたんです。ラジオで流れた幸健ホームの電話をメモして、すぐに電話しました。自分がネットで見かけた土地をどこで買っていいのかわからなかったので、「まず、この土地を宅地にできるのかどうか見てきてほしい」と相談したのがきっかけです。土地購入と、家を建てる建築会社を決めるまで、わずか1週間の展開でした!
外側が煉瓦造りで内側が木造ということで、最初はイメージがわかなかったので、幸健ホームのモデルルームを見に行って、そのモデルルームの作りをだいぶ参考にさせてもらいました。
「三びきのこぶた」でも一番強い家が煉瓦造りの家だったので、それでいいと思いました。

— 家づくりでこだわったところはありますか?

駐車場もいろいろ考えました。家をゲタばきにすると(1階部分を駐車場にするため、住居部分を2階以上に持ち上げて建てること)、600万円ほどかかるのですが、どのみちこの近辺で別で駐車場を借りようとすると1万2千円×2台分かかるので、だったら600万円でゲタばきで上げてもらったほうが良いかなと判断しました。

住宅訪問インタビュー02
— こちらのマイホームの中で、お気に入りを3つ教えていただけますか?
住宅訪問インタビュー02

うちの旦那はこの駐車場部分がお気に入りで、子供もそこでバットの素振りをしたり、遊んでいますね。私は内装のインテリア部分ですね。キッチンの色を決めたり、壁を漆喰調にしたり、腰板を貼って木造の温かみや煉瓦をスライスして内装にも使用しています。スライスした煉瓦は、トイレの中やベランダの縁などに貼ってもらったりしてとても良い雰囲気です。
うちの母は、風水とか沖縄の昔の教えとかを取り入れてどの方向を玄関にしたほうが良いとか水回りの方角とかつくる時期とか。3人が3人ともこだわるところが違うので、互いにぶつかり合うこともなかったですね。
それで自分の希望通りの内装にしていこうとしたらだんだん予算がかさんできて、それで、柱の太さをすこし細くしたり、リビングと隣り合う部屋の襖をとっぱずしたり、いろいろ削ぎ落としてコストダウンさせました。

— マイホームを建てるために、貯金とか資金づくりのコツとか、何か心がけたことはありますでしょうか?

ふだん取引している銀行さんもないですし、そこで、幸健ホームさんに相談しにいって、銀行で住宅ローンがあるので借りる手続きをしてくださいといわれて申請しました。
住宅ローンといえば一般的に“35年ローン”当たり前かと思っていたのですが、木造は30年ローンなのだそうです。それを頭金もなしで借りました。頭金なしの30年ローンですよ…。資産家とかではありませんが、銀行が貸付できると判断したということは、支払えるということなのだろうから、心配してもきりがないですしね。月々の返済額は大きいですが、そのぶん、早く返済が終わるのだから。
支払いもさっさと終わるほうが良いですよね。

— 家ってお金持ちじゃないとつくれないのかと思っていましたが、これは励みになりますね。自分もマイホームを持つことができるのではと、私のような庶民にとってはとても勇気付けられます。頭金なしで、月々の支払いはおいくらくらいなのですか?

土地が5万円で住宅が7万円ほどで、全部で12万円くらいかな。ボーナス払いが年2回で20万円ほど。
もし、何かあって支払えなくなったらと、将来を不安に思わないようにしているんですよ。私の性格なのかもしれないですが、何も起きていない問題を「もし、こうなったらどうしよう?」とか心配はしないんですよ。もしものときは「そのときは売れば良いわけですし」というくらいの構えでいかないと。とにかく、銀行が大丈夫と判断したのだから、変な心配はしないことにしています。

— 実際に煉瓦づくりのお家を建てられ住まわれて12年になられますが、これからマイホームをつくりたい方に、何かアドバイスはありますか?

那覇の街なかは高いと思われがちですけど、考え方によっては意外にもそうではなくて。たとえば新都心とかは建坪率が50%くらいなので、もし25坪の家を建てたいなら50坪の土地を買わなければならないのですが、ここは商業地なので建坪率がとても高いんですよ。なので、小さな土地に、めいっぱい建物を作ることができるので、そう考えてみると安いともいえますよね。飲み屋とかでも歩いていける距離にあるので、代行とかタクシー代とかがかからなくて良いですしね。
あと、なんでもそうだけど、思い切りは必要だと思う。考えすぎたら進まなくなってしまうことだっていっぱいありますよね。

DATA

住宅訪問インタビュー02
家族構成 5人家族(ご夫婦とお母様と子供2名)
築年数 12年
煉瓦造り住宅で良かったこと 冬も暖かい/煉瓦の風合いがお洒落
住宅購入のコツ 考えすぎたら進まなくなってしまうので思い切りは必要

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